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起農の志を掲げて6年になります [農業]

起農の看板を掲げて6年になります。今年も小麦の種まきとその後の順調な生育に一安心。気が付くと年末の蕎麦や正月料理の準備に入る季節となりました。倦まず弛まず、自然に逆らわずを農業の基本としてやってきた。取り立てて新規の話題もないところから、大分、ブログの方もご無沙汰してしまった。
最近、農産物を巡る話題に腹立つ事が多いので、たまらず少し再開することにした。
気分を害する人もいるかもしれない。無視するか黙って立ち去ってください。罵倒は苦手です。

(1)本当の美味しさを誤解してないですか?
農産物の本当の美味しいのは、地のモノを旬の時期に旬の食べ頃に頂くことだと思う。
金にものを云わせて世界中から名物を集め、季節外れに食べるのを自慢することではないと思う。

(2)地粉に見向きもせず、得体のしれない外国産の小麦をありがたがって食べてるのは理解不能
外国産の小麦は、輸入の過程で度を越した燻蒸の洗礼を受けていることをご存じないのか?
そんな小麦を使って、あろうことか高山にわざわざ持っていってパンにしたり、倒壊寸前の農家屋を買い取り
見かけだけを農家で焼いた風のパン屋をきどったり・・・・そんなパンが美味しいって!信じられない!

(3)農業に活性化を!という掛け声のもとに、中小規模の農家から農地を取り上げようとする政策。
いいんですか?といいたい。
事業化の新規参入、若者の農業法人への就職誘導、結構でしょ!?だがそんなのは農業全体に占める割合はごくごくわずかで、大多数の小規模零細農家を切り捨てるいまの農政のやり方、大いに疑問を感じる。
私も昨年、市役所の農政課から、政府の援助業務は手間がかかる仕事、小規模農家までみるのは面倒だから業務を打ち切ることにした。ついては小麦の売り先を、自力でどこかの農業法人を見つけて欲しいと伝えたきり一方的に問答無用と電話を切られた。---どういうこと!!!!3流役所め!!

これからも折にふれ、腹の立つことを独り言したいと思います。




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今年の小麦の収穫は、晴れのち曇り、いやいやどしゃ降り [農業]

小麦の栽培を始めて約10年、今年初めて、プロ農家の標準収穫量である、10アール当たり300kgを超える畑が3枚でた。総収穫量1800kgの大記録であると、本人プラス妻は、大喜びした。祝宴は未だであるが。
その中から、JA印旛への出荷分、900kgを、30kgの袋60袋を納めた。赤カビや放射能の検査をパスし、後は等級検査のみとなった。ところが、検査当日は、千葉県中の「研修検査官」が集まってきた。
そこで、私の麦の検査を、大勢の検査官見習いが行った。結果、なんと、2等級の判定。
あまりの結果に、頭の中は真っ白。
これまでの苦労が、全部、無駄になったかと思うと、滅茶苦茶落ち込んだ。
始めての豊作に、2等級の烙印、やる気が吹っ飛ぶくらいのショックである。
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久しぶりにブログに再挑戦 [農業]

久しぶりーといっても約1年ぶりーに、ブログに挑戦してみた。この間、親友の突然死、小麦の収穫を危うくした自分の足の骨折騒ぎなどなど、農業に対するやる気を削ぐような出来事が、実に沢山色々とあった。
一番こたえているのが、農業に対する一番の理解者である幼友達の親友が突然、亡くなったことである。残された家族の気持ちを思うと自分だけ、落胆に落ち込んでいるわけにはいかない。とは思うものの、ともに定年後の第2の人生の構築に向かってライバルを失ったという事実は、正直、いまでも乗り越えられているとはいえない。
従兄弟の田植えの手伝いの最終日に、道路で足を滑らせ、右足小指を全治3か月の骨折をしたことも自分の中で農業の意味づけを考えるきっかけとなった出来事である。
定年してから、2年半の間、まあまあ順調に生産規模を拡大し、それなりに農業からも収入を得られるところまできていた。が、体は、10反部の畑の管理という重労働で、とっくに限界を超え悲鳴を挙げていたことに、自宅療養中に何もできない自分を罵りながら荒れていた自分に、「休め!っていう天の声よ」という妻からの言葉で、気づいた自分が情けない。
9月に近くなり、優しくない天気に振り回されながら、今年も小麦の播種の時期が近づいてきた。なんとなく気ぜわしい気分である。何だか愚痴だらけになりそうなので、この辺でやめておきます。
---つまらないことですが、ドラゴンクエスト10に出てくる小麦爺は、私のことです。療養中お世話になりました。
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最近の天候は優しくない---と思いませんか? [農業]

今年に限らず、最近の天候は、優しくなくなったと感じる。たとえば、雨の降り方だけど、以前のように所謂「秋霖」という秋の梅雨、しとしと長雨は殆どなく、雷雨を伴う激しい突然の「大雨」「降雨」に変わってしまったように思える。ある人は、関東は既に亜熱帯の気候帯に入っているので、晴れるとギラギラ、降るとドカンとなるのだと言う。またある人は、新潟地方の米が美味しかったのは、既に過去の話で、今は、北海道あたりの米が美味しい。その理由は、やはり気候が変わってしまい、中部関東では、コシヒカリには暑すぎるのだそうだ。事実、農業関係者の間では、米や麦の推奨品種の変更を真剣に議論しているらしい。
これが事実とすれば、自然が相手の農業(私に)にとっては、深刻な問題を引き起こす。
自分の経験からも季節が1~2か月ずれているように思える。つまり、春夏野菜は1か月早く、秋冬野菜は1か月遅く、栽培を始めた方が安定して成長するような気がしてならない。
 さて、蕎麦の出来具合だが、上記の理由があるにも拘らず今年も例年通りに植えてしまったので、この夏の暑さには、ヒヤヒヤしている。9月の終わりまでは順調だったのだが、9月末から10月の初めに立て続けに、強烈な雨に打たれ、ご覧のような花が落された状態となってしまった。まだあきらめてはいないが、収穫できるか心配な状況である。--自然相手とはいえ、気候変動は、困った問題です。
9月24日の蕎麦
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10月1日の蕎麦
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蕎麦の生育は順調です。キャベツ、ブロッコリーは全滅しました。 [農業]

蕎麦の生育は順調です。雨不足にも拘らずです。
20120901.jpg
先日のゲリラ雷雨でぐんと伸びました。
20120904.jpg
それ以外、キャベツ、ブロッコリの定食分は、水不足で全滅で、育てなおしているところです。

-立川の防災センタl-での原子力緊急時訓練の合間に孫たちとの記念写真を撮りました。--
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タグ:蕎麦
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今年も蕎麦の種まきをしました [農業]

今年も暑い、雨が降らない。どうやらこの辺一帯も亜熱帯の気候帯になりつつあるようです。
とはいえ、今年も蕎麦の種まきの時期となりました。他の畑では、1か所だけ、緑肥がうまく育たないので、
揚水ポンプを使い、散水をしました。初めての経験です。またまた農業資金が上昇してしまう。
0818蕎麦播種.jpg0821水ポンプによる散水.jpg

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最近、凹みっぱなしというお話。 [農業]

最近、どうにも元気が出ない。--農業を始めて、始めて出荷を済ませたというにだ-
原因は、農業からの生産物の低価格であることだと思う。
とっても生活できるだけの稼ぎが生み出せないのであります。従って起農の志は崩壊寸前、最低生活水準を保つためにアルバイをしなければならない始末である。
例えば、小麦、初めての出荷の喜びもつかの間、JAから概算で振り込んで置きましたからとの連絡で、期待に胸を膨らませながら、JAに記帳に行った。結果、なんと60kg当たり約400円しか振り込まれていないではないか。これは、きっと戸別所得補償制度で、補ってくれるのだろうと、在住地の市役所に問い合わわせた結果、さらに厳しい現実が待っていた。
「この制度は、米の補償が最優先で、小麦にまで手当できるのは、来年になります。保障額も10a当たり2万円は、でると思いますが、それ以上になるかどうか、現段階では分かりません」
というではないか。
1年間苦労して育て上げた自慢の小麦が、10a当たりで、22,000万円にしかならないというのである。
----小麦は、10a当たり5俵つまり300kgが平均の生産量であるので、JAは、400円×5=2千円で買い取ったということ。

ちなみに生産コストを紹介すると、10a当たり、(1)畑の借料、1.5千円/年、(2)種子代3,750円、(3)肥料代、約8,000円、(4)農薬等で、合計すると、10a当たり32,000円
---これには、機械代や労務費は含まれていない。---
ということで、つまりは、毎年、1万円の赤字が出るということが、現実の話として、分かってきたからである。

起農の志を持って、3年以上頑張ってきたが、初年度や2年目は、立ち上げ時期だから持ち出しは仕方ないと我慢してきたのであるが、この先も黒字に転換することは、有り得ないという厳しい現実に突き当たってしまった。
更に、他の農産物も、現在、JA直轄の直売所に出荷しているが、これも以前書いたように、ひたすら低価格と新鮮さを追求するので、収穫日だけしか販売できないため、こちらも出荷すればするほど、赤字になるという悪循環に陥っている。
---50円でキャベツの苗を仕入れ、3ヶ月ほど育て、100円で売る---なんて、正気の沙汰ではないと思うのですが、如何でしょう。
お江戸では、最近、日本再生戦略といういかがわしい制作の中で、農業の再生=新規就農者の拡大を取り入れたというが、どのような戦略が立てられるのであろうか---
この収支勘定を見たら、絶対、若者は、参入してこないに違いない。



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小麦の農業制度に疑問 [農業]

先日、無事、出荷できたというのに、既に平成24年播きの種麦の契約が始まっている。大規模農家には、自動的に知らせが入るらしいのだが、私のような零細農家は、自分で気を付けて、JA、種苗屋等に、しょっちゅう問い合わせていないと、買い損なってしまう。食糧管理制度の存在がそうさせているのかも知れないが、
「好きな品種の種子をいつでも購入でき、どんな品種であっても、生産物として出荷できる」なんていうことには、絶望的なくらい、実現性の低い話のようであります。
つまり、自分の県の推奨品種なるものを、推奨育種の方法を守らないと、農作物として出荷するできないのが日本の農業なのであります。
--こんなことがありました。
『米・麦ご担当者殿、今関です。
始めまして、貴研究所の資料「小麦「ハナマンテン」の奨励(認定)品種採用」を拝見しました。
私は、約100a(10反部)の畑を使って、農林61号(JA出荷用)、キヌノナミ(パン屋さん出荷用)、ユメシホウ(JA直売所へパンとして出荷)を栽培している、小麦専業農家です。
ユメシホウの種子更新ができずに、困っております。貴研究所の資料をみて、ハナマンテンという硬質小麦があることを知りました。ユメシホウの種子更新ができないので、指導のもとミナミノカオリを試験的に栽培してみました。が、収量は多くは期待できそうにありません。ですが、直売所では、地粉100%のパンの販売を強く期待されており、ユメシホウに替わる硬質小麦を探しておりました。そこで、ハナマンテンの存在を知ったのですが、種子を購入したい場合、可能でしょうか?』
結果は、
『県の推奨品種なので、他県の農家には、売れません、栽培されている「ユメシホウ」は千葉では奨励品種になっていませんので、JAからの種子の購入はできないのであろうと推察いたします。』
というもの。
自分の作りたい品種が自由に手に入り、また自由に売ることができる。そんな農家の暮らしは、
永久に来ないのでしょうか?
---ところで、小麦1表(60kg)の買い取り価格、大体いくらくらいだか、わかりますか?
何と3千円程度のようです。-ようですというのは、今年の買い取り価格は、未だわからないらしい-
ぶっちゃけますが、小麦60kgを生産するのに、畑の借料、肥料代、種子代、収穫等の機械代等々を合わせると、1万5千円程度にならないと、赤字なのです。
これでは、農家を始めようという人は増えませんよね。何とかして欲しいと切に願うものです。
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初めてのJA出荷と小麦等級検査--やった!一等麦の認定だ。 [農業]

今年、初めてJA(印旛農協)へ、小麦(農林61号)を出荷できることになった。JA倉庫への搬入は、大分前の6月19日だったのだが、他の大口の農家の収穫が未だとのことで、出荷検査は、大口の収穫が終わった後にして欲しいとのことで、約1か月後の7月11日になってしまった。その間、検査結果が悪かったらどうしようと考えるととても不安な毎日でありました。
検査当日も、副業の研究所の研究集会の手伝いと重なり、妻に代理をしてもらった。以下は当日の妻からのメールの内容である。妻も大分、緊張したと云っていた。
検査会場の全体風景です。
小麦検定1.JPG
7月19日JAによる小麦検査.jpg
「おめでとう。一等麦になりました。水分も大丈夫でした。
小麦検定4.JPGただ、紙袋が指定でなかったので、検査員の方で入れ替えるそうです。後の手続きはK氏がするそうです。なんの手続きか聞き漏らしました。忙しくしているので。とにかく良かったですね。」
検査は、出荷分30kg詰め袋72袋、全部に検査用のへらを2度刺し、検査用のトレイにならべ、病気の有無、乾燥度等のチェックを行うのだそうだ。小麦検定2.JPG小麦検定3.JPG
最初の一袋目から、「ホウ、これは一等麦だ---」という独り言が聞こえたので、まず一安心した。という話。
その知らせを聞いて、私は、天にも昇る位、うれしかった。なにし、初めて公共的な機関で、自分の生産物が、一等麦と評価されたのだから。ベテランの農家なら、当たり前のことであっても、私にとっては、ようやく農家として、認められたように感じたからである。とにかくめちゃくちゃうれしかった。
最近になりようやく、ブログに載せることができた。


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収穫&選別、出荷 [農業]

皆さんの協力のおかげで、今年も小麦の収穫、選別、袋詰め、出荷まで無事終わりました。
今年の成果は、
農林61号960㎏(30kg詰め袋で32袋)、
キヌノナミ610㎏(30kg詰め袋で20袋+10kg)、
ユメシホウ100㎏(30kg詰め袋で3袋+10kg)
ミナミノカオリは40㎏でした。--今年は、栽培試験と種子の獲得が目的でしたので、面積は0.3a程度です。

 以前から、嘆いているように、ユメシホウだけは、初めての畑で風の様子が分からず、
強い北風に畑の表土とともに、飛ばされてしまい、目標の600kgに対して、6分の1と、
泣きたい位の大不作ですが、こんなことでは、めげてられません。
来年こそは、リベンジです。---緑肥を絶やさず、早めの播種で、北風に飛ばされないよう早めに芽吹かせようと考えています。
写真は、
コンバインによる農林61号の収穫作業(窒素過多で、倒伏してます)、
乾燥機による乾燥作業、能力は8石ですので、1回に、約20a分=コンバイン袋24袋分しかできません。
選別と袋詰め作業です。
出荷は、JA印旛へ、農林61号のみ、19日に持ち込みました。
毎度の嘆きですが、千葉県のJAへの出荷が、農林61号のみというのは、良く理解できない話です。
自分の作りたい小麦を出荷できないなんて、やる気を削ぐこと夥しい---と思いませんか?
20120610収穫作業.jpg
20120612乾燥作業1.jpg
20120612選別作業.jpg
20120615袋詰め.jpg

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