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小麦 収穫間近 [農業]

いよいよ、小麦の収穫が近づいてきた。
水分計で図ると、農林61号、キヌノナミ、ユメシホウ、ミナミノカオリの順で、水分が多いが、いずれも収穫の目安である30%を切っている。
---ユメシホウ、ミナミノカオリ、キヌノナミとも、写真のように、鳥害の被害甚大である。
ところが、収穫の道具の準備がまだ整わない。コンバインは、新品バッテリーに変えたのに、セルが動かない。乾燥機等は、まだ、倉庫の片隅で、設置前である。
そして、今日の雨、この状態が続くと、穂発芽が心配である。農林61号は、窒素成分が多かったのか、倒伏の穂が増えてきた。
未だに、JA印旛からは、何の連絡もない。こんなんでは、収穫に集中できない。
どうしよう。

絹の波収穫直前.jpg
農林61号収穫直前.jpg
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防除も終わり、収穫間近なのに、来年の播種前契約をしなければ--- [農業]

小麦の品質と収量に大きく関係する(?)、赤カビ防除の作業を終え、防鳥対策を始めようかという時期になった。ところがである、世の中、大変せわしなく、もう来年の出荷のために、必要な手続きをしなければならないのである。これを、「播種前契約」をむすぶという。毎年の行事になってしまえば、それほど負担とはならないかもしれないが、若葉マークの小麦専業農家としては、大変な精神的な負担を強いる手続きである。
なにしろ、来年度の作付面積を決め、予想収穫量を決め、(JAに出荷できる品種は、農林61号と決まっている)、出荷の形態(30kg袋詰めで、合計--袋)。と契約書に書くのである。
何でも、予定数量より少ない場合は、始末書で良いが、多くなった場合は、契約数量のみの出荷しか許してくれないという、一方的な契約なのである。
それに加えて、今年の分の生産履歴書の作成、戸別所得補償制度への手続きの確認(これは、居住地の役所)等々、慣れない窓口へ行き、どうにも親身になって世話をしてくれてはいないように見える担当者を相手の手続き作業である。2年目であるが、神経の磨り減ること----
ともあれ、救いは、写真のように、今年も平年並みに収穫が期待できそうなことである。
---とはいえ、一人で、80aの小麦畑の管理は、かなりきつく感じる。
20120513防除後.jpg
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出穂確認!!いよいよ収穫の準備--友を失っても季節は止まらない [農業]

最近、相次いで、親しい友を見送った。幼友達で大の親友であった。今更ながら、私の人生に中で、彼らの占める空間を失った大きさがこたえている。
とはいえ、気が進まなかったが、気晴らしになればと畑に出てみた。4月18日のことである。
写真のように、既に幼穂をつけている小麦が散見された。友を失っても、時間を元に戻したいと思っていても自然は、止まってはくれない。解ってはいるが、今更ながら自然のたくましさが身に応える。
しかしながら、この2か月で、小生の農業者としての稼ぎの帰趨が決まってしまうのである。
頑張って、めそめそしている自分を励まし、収穫の準備に取り掛かろう。
418出穂確認1.jpg418出穂確認2.jpg
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小麦-中耕/土入れの季節と「痛快ムギつくり―ここまで知らなきゃ損する」 [農業]

長く厳しい寒さの続いた冬もようやく終わりを見せ、穏やかな季節の到来である。農家では、春夏野菜や田圃の準備等で忙しい季節の到来でもある。
私の畑でも写真のように、小麦が急激に背丈を伸ばし始めた。場所によっては、冬の北風の影響で、育つまもなくモヤシ状になって畑から吹き飛ばされ、見る影も無い畑(特に、ユメシホウの畑)もあるが、それ以外は、順調に育っているように見える。
これから、収穫までの時期が、中耕、土入れ、穂肥、赤カビ防除と気の抜けない作業が続く。
先日25-26の2日間で、7反部の小麦畑の土入れを行った。体中が筋肉痛である。
痛快ムギつくり―ここまで知らなきゃ損する [単行本]を読んだ、小麦なんて簡単、手間もかからない。1反部当たり10表は当たり前----と書いてあった。だけど、麦踏み数回、土入れ2回以上はすべきとも書いてあった。
その通りだとすると、『簡単、手間もかからない』とは、とても言えない。何しろ、7反部もあると麦踏だけでも3日がかりの作業だから。
ドリル播きの植えっぱなしの農法なら、その通りかもしれないが、私のように、畝間50cmの小麦は、ものすごく手間が掛かる。掛けざるを得ないのである。中途半端な規模の個人経営だからかもしれない。
追伸:みなさん、誕生日のメッセージ、ありがとうございました。たくさん頂いたのですが、上記の作業で、疲労困憊し、やっと今頃になってPCを立ち上げたのです。失礼しました。

中耕1-1.JPG



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遅れ気味だったジャガイモの植えつけを終えた [農業]

今年は、妙に寒い日が続き、冬が長いような気がする。その割には、冷たい長雨が多いのは、農作業をしている者にとって、何かと作業が遅れ、厄介な気候である。
数少ない、晴れ間を縫って、とても強い冬型で北風がヒューヒュー吹き続ける中、2日間で、遅れ気味だったジャガイモの植えつけを終えた。
私の遅れ気味だったジャガイモの植えつけ方法は、幅60cm、高さ30cm程度の畝を作り、畝の真ん中に10cm深さの溝を付け、堆肥(竹酢発酵鶏糞、化成肥料)を筋状にまき、稲わらでその上を綺麗に覆い、その上に土を綺麗に埋め戻して、畝を完成させ、しばらく間を置く。
次いで、1列30cm間隔の穴の開いた黒マルチを畝に被せ、穴を手彫りで、藁のあるところまで掘ったら、種ジャガイモを置いて(肥料当りしないように)、土をかけて埋め戻す。
というやり方です。この方法の良い点は、畝を作るのに大変な手間が掛かるが、受付を終えてしまえば、後は、芽欠き程度で、土寄せなどをしないで済むこと。収穫は、マルチをはがせば、イモは地表近くにあるので、深く掘り起こさずとも、子供でも収穫が容易であること。等々で、3年前から、この方法で行っている。
今年は、例年と同じく、トウヤ10kgに加え、新顔のシンシア2kg、インカの恵み1kgで、30m、100穴の3本の畝を作った。
左に移っているのは、今回初めて挑戦している硬質小麦の「ミナミノカオリ」である。12月中旬と遅い時期に播いたのと、寒い季節が続いているのとが重なり、未だ、10cm位の頼りない状態である。
20120313じゃがいも植付.jpg

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直売所の経営方針に疑問 [農業]

3月、総会の季節である。先日、JAさんぶの直売店緑の風の総会に参加した。出席は部会員の義務だとお知らせには書いてあった。仰々しく、来賓の挨拶等のあと、議題の審議に入った。
例のごとく、部会員から、搾取の議案が出された。PL法がらみで、4月から、個人で掛けていた保険を、緑の風自体で、保険に加入するので、部会の売り上げの0.3%を召上げたいという議案である。
会場から、かなり反対の意見が出された。
いわく、総会の前に議題の事前説明なしに、決を採るのは乱暴ではないか?、7億もの売り上げを上げているのにもかかわらず、経営上の努力もせず、取りやすい部会員から経費をとるのは如何なものか?等々、事務局からは、とにかく4月実施が目前に迫っているので、(強引に)議案を通そうとの意図が見え見えの応対ぶりに、私自身も段々、腹が立ってきた。会場では反対意見が多くなった雰囲気であるが、部会員600名のうち、当日出席者は、130名、欠席者は、委員長に一任であるからして、会場での反対者が100名近く出ても、何のことはない、委任状を使って、議題を議決を強行してしまった。なんでも事務局ベースで事を進めてしまう。部会員に図るのは、ポーズだけ。負担は、下々の庶民(部会員)に負担させよう!!が通ってしまった。
JA傘下とはいえ、どこか国の役所と全く同じ体質。気分が悪くなってきた。
自由業、自活を夢見て、農業を起業したのに、これでは、サラリーマン時代より自由度がなくなっていると思えるではないか。
議事は、どんどんと強行され、来年度の活動方針の審議になった。
ここで、また、カチンとする事項が出た。所謂、加工品については、原材料の重量パーセントで50%以上、地元産を使うことを目標にする。
というもの。パンや麺、その他の加工品は、原材料の小麦や大豆は、地元産は、コストの面から、外国産の安い原料に叶うわけがないのは、自明であり、従って、本目標は、実効性の伴わない、建前だけの目標ということが分かるのである。
小生は、この目標を忠実に、自分で、小麦を育て、その小麦100%でパンを作って直売所に持ち込んでいるにもかかわらず、他のパン製造者さんは、地元産の粉を全く使わず、何のお咎めもない状態である。
しかも、この人たちと、差別化もしくはプライオリティをあげてくれうわけでもなく、単純に価格面だけは、同等にしてくれと強制するのである。
みなさん、こんなご都合主義がまかり通る”直売所”があって良いものでしょうか?皆さんどう思いますか?


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今年の冬は厳しく、小麦の生育がとても悪いみたいです [農業]

今年は、例年になく、寒さが厳しく、冬型の気候が続くせいか、北西や北風もとても強く吹いているようで、小麦畑は、それはもう悲惨な状態となっています。--ユメシホウは、写真のようにほぼ全滅に近いです。
yumeshiho2012.jpg
みなミノカオリは、健気にも何とか育ちつつあります。
minaminokaori.jpg
ちょっと育っては、乾燥した土が、強い北風で砂丘のように動かされ、そのはずみで、根っこがむき出しになった小麦が風とともに飛ばされる。これの繰り返しで、ユメシホウは、ほぼ全滅状態です。農林61号やキヌノナミ達は、季節風が来る前に、ある程度、株が大きくなっていたおかげでしょうか、ほとんど風の被害を受けておりません。
この気候のせいでしょうか、毎年、育てている大根、ブロッコリー、カリフラワー、白菜、キャベツも生育不良で、出荷できるまで育ってきません。玉ねぎ、ソラマメも溶けてしまいそうな状態です。
自然が相手とはいえ、農業は、厳しいとあらためて思います。
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ニックネームを「八街味噌爺」とした訳 [農業]

今年は、例年になく寒い冬とのこと。日本海側の積雪量も大変なものらしい。昨年、妻と行った玉川温泉で雪崩のために3人が亡くなられたとのニュースがあった。療養中だったが、すぐ近くまえ山肌が迫っており、雪崩が起きたら温泉場まで来るだろうなという印象を受けた。療養のために、玉川温泉に来られたのであろう。ご冥福をお祈りします。
さて、本題である。2月は、味噌の寒仕込みである。毎年、この時期に、麦麹を使った麦味噌の仕込みをしている。そもそも味噌を手作りするきっかけとなったのは、1999年の男の料理11月号に掲載された「麦味噌の作り方」を読んでからである。以来、毎年、作り続けて、今年で13年目になる。初めのころは、大豆も麹屋さんから仕入れていたが、農家の真似事をして以来、麦も大豆も自前である。特に、大豆は、2年前から、千葉県の在来種である「小糸在来」という緑色の大豆を自家採取して使っている。鶴の子大豆より、甘みが強いように思える。小糸在来の豆腐も美味である。麦はもちろん、自家採取の「キヌノナミ」に麹をつけてもらう。
というわけで、最近は、何でも手作りが流行りである。とはいえ、小生のは、年季が入っているんだぞ!と思っているが、皆さんは、そうは思ってくれない。
そこで、ニックネームを八街で、ながーく手前味噌を作っている爺さんということが、わかって欲しくて、「八街味噌爺」とした。いまでは、味噌だけでなく。パン、漬物、蕎麦、うどん、何でも自分で作らないと気が済まない、偏屈おやじになってしまった。昨日も3日がかりで、自家採取の小豆(大納言)で、甘納豆に挑戦したところである。第1回目としては、豆がやぶけ、あんこに近い出来栄えという失敗作となった。当たり前のことだけど、小豆は大豆より、茹でる時間を短くしなくてはならないことが分かった。これもまた、手作りの楽しみ、味噌を仕込んだら、再挑戦してみようと思う。
写真は、ちょっと古いが2008年の仕込み風景である。
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amanatto.jpg


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1月31日現在の小麦の生育状況です [農業]

本須賀-農林61号.jpg井乃内-絹の波.jpg農林61号、キヌノナミとも生育は順調なのに、ユメシホウは、全滅に近い。どうやら畑のせいらしい。新しい畑で、ネギを作っていた畑であるが、肥料を鶏糞堆肥のみを使っていたのでしょうか、有機物がほとんどなく、酢夏に緑肥を栽培したり、黒土を入れたりしたのだけれど、ほとんど効果なく、現在では、砂丘のような有様。風が吹くと細かい砂が風で移動し、その都度、せっかく育ったユメシホウの根が露出し、倒れ、最後は、砂とともに風で、防風ネットまで飛ばされる。こんな状態である。かろうじて、風上がわの数列の畝のユメシホウだけは、健気にも踏ん張っている。第2井乃内-ゆめしほう.jpg
今年、頂いた「ミナミノカオリ」は、播いた時期が12月下旬と遅かったにも拘らず、芽が出、成長を続けている。草深-南のかおり.jpg
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続-100%地元産小麦のパン-->綿菓子のようなパンで満足ですか? [農業]

前回の続きです。
皆さんは、綿菓子のような食パンが好きですか?
綿菓子.jpg

TVのコマーシャルで流される、「フアッとした、口の中でとろけるような食パン」というやつです。
「如何に粉の量を少なくして膨らませるか」を絵にしたような食パンである。ふわふわした柔らかいパンが、美味しいパンだと思い込まされてしまう罪作りなCMである。
成分表を確かめてみて欲しい、イースト以外に、膨脹剤とか、添加物が気持ち悪くなるくらい表示されていることに気が付くはずだ。
私は、『ずっしりとして、もっちりとして、歯ごたえがあって、噛めば噛むほど味がでる。小麦の濃厚な香りがするパンが本当のパン』であると思っている。
そのためには、小麦とイーストのみで作るべきだと思う。機会あれば、国産小麦の味、香りの素晴らしさが解るようなそんぱパンを是非一度、味わってもらいたい。
というわけで、我が家生産のパンは、100%山武市の畑で作った小麦とイースト以外の添加物は、一切使っていません。自宅庭に作った「パン工房」で、妻が一人で作っています。その日に焼いたパンのみを販売しています。
本当は、直売所の開店時間に会わせて、納品しなければならないのですが、発酵から、冷まして袋詰めして、9時までに持っていくためには、夜中の2時頃から始めなくてはなりません。だから、とても毎日はできないし、生産量も限られてしまう。申し訳ないですが、週1回土曜日の午前中のみの販売です。
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